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【第10回なくそう!官製ワーキングプア】 ~会計年度任用職員制度で未来が拓けるのか!?~

【第10回なくそう!官製ワーキングプア】 ~会計年度任用職員制度で未来が拓けるのか!?~

2018年7月22日(日) 時間:開場10:00 / 開会10:30~16:40頃 参加資料代:500円 会場:セシオン杉並3階 集会室(東京都杉並区梅里1-22-32)

~ナショナルセンターと産別を超えた共闘で催される、「なくそう!官製ワーキングプア集会」が7月22日、都内で開かれました。

今年で10回目を迎えた集会の中心テーマは、昨年に引き続き「会計年度任用職員制度」です。~ ____________________

【会計年度任用問題を共闘の力で乗り越えよう!】

◆新制度にどう立ち向かう◆

 午前中は「会計年度任用職員制度で未来が拓けるのか!?」をテーマに、実行委員会の山下弘之さんが解説。

「国が示す任用根拠の明確化、適正化にこだわり、(会計年度ありきで話を進めずに)一つひとつの職に対し労使で検証していくこと」が語られました。  続いて、実行委員会の本多伸行さんからは情報開示請求で入手した「都内自治体と総務省による質疑応答録」が紹介されました。

「毎年度公募して任用手続きをするのは、現実的に不可能」(立川市)など、制度矛盾を突く鋭い質問を自治体が国に行っている姿が紹介され、自治体が新制度をどう捉えているのか十分把握して、団交を進めようと呼びかけました。  また、会場からの意見として公共一般の小林雅之副委員長が、東京23区で起きている、統一交渉事項を巡る動きや、公共一般は基本要求として「希望者全員の雇用継続」「賃金は引き下げず、直近上位に格付けること」「期末手当を正規と同月数支給すること」などを掲げていることを紹介。

足早に進む23区の動きを踏まえた実利確保の実践的闘いを訴えました。

◆闘う仲間の実践報告◆  午後冒頭、闘う仲間のリレートークを行い、公共一般CAD争議から中嶋祥子委員長による支援へのお礼と情勢報告、東大非常勤の無期転換闘争で成果を得た東大職組の佐々木彈さんから「非正規組合と正規組合との共闘によって強力な影響力を発揮した」ことが語られました。

最後に、連帯労組・杉並の安田真幸さんからは新制度導入に伴うILO申し立ての取組報告とお礼がありました。

また、その後の調べで国がILOに提出した法改正に関わる説明資料の和文と英文について英文部分に「書き換え」が疑われる文章があることが紹介されました。

◆非正規が救済されない労安問題◆  ハローワークで働く期間業務職員(国の職場)が上司のパワハラにより解雇された事件について、当事者2人と和光大教授・ジャーナリストの竹信三恵子さんとのミニシンポを行いました。

シンポでは、更新満期が近づくと上司の顔色を窺いながら仕事をせざるを得ない非正規の実態が告発されました。

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《当日のプログラム》

◇午前の部 (10:30~12:15) 会計年度任用職員について知識を深めよう 今年度はいよいよ各自治体で具体的な会計年度 任用職員への移行に向けた準備が進められます。

◇午後の部 (13:15~16:40) ・闘いの現場から(CAD争議・無期転換・ILO) ・非正規の公務災害問題 ・ミニシンポジウム~ハローワークでパワハラ解雇 ・会計年度任用職員~午前の部を受けて ・連帯発言

☆東京都・23区・都内市町村と総務省との質疑応答録の開示請求実施! 午前の部でその全てを配布し解説。

主催「なくそう!官製ワーキングプア~反貧困集会実行委員会」

<事務局>東京公務公共一般労働組合 〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-33-10 東京労働会館5階電話:03-5395-5255/Fax:03-5395-5139Eメール:kk-ippan@yo.rim.or.jp

<事務局>NPO法人官製ワーキングプア研究会 〒160-0008 東京都新宿区三栄町16-4-403 電話:090-9806-6870(本多)/Fax:03-3332-0312 Eメール:nakuso_kanseiwp@yahoo.co.jp


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